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第273回1月度例会 活動風景 2008.1.10 |
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会員の皆様方,明けましておめでとう御座います.本年もどうぞよろしくお願い致します.
9連休と言われた休み期間中いかがお過ごしでしたか?医療関係者は9連休なんてなかなか取れませんよね,私は6連休でした.皆様何連休でしたか?
せっかくの休み期間だったのですが,29日にインフルエンザに罹ってしまいました.予防接種のおかげかなのか,すぐに飲み始めたタミフルが効いたのか熱は翌日には下がりました,しかし体はだるく31日までほとんど寝ている状態でした.
正月はなんとか体も楽になりましたが外出は出来ません.こんな時はテレビでも見るくらいしかないのですが,お笑い,クイズ番組などはもう飽きてしまって見る気もしませんでした.正月はやっぱり駅伝ですね,箱根駅伝は最高でした.今年は図抜けた大学はなく早稲田,駒沢両校が優勝候補と言われていました.予想どうり往路の4区間までは早稲田がトップを走りそのまま逃げ切るかと思われましたが,4分58秒の差を逆転してしまったのは東洋大学の一年生柏原竜二選手です,なんとも脅威的な走りで昨年の山の神と言われた順天堂大学の今井正人選手の区間記録を47秒も短縮するという凄さでした.この走りに触発されたのか,翌日の復路も早稲田有利の声を物ともせず見事優勝しました.MVPも当然だと思います.しかしまだ1年生,来年以降の走りが楽しみですね.
箱根駅伝から生まれた一流選手と言えば瀬古選手を思い浮かべます.本当に強かったです.しかしその後は,瀬古選手以上の逸材と言われた早稲田大学の後輩の渡辺選手,また藤田選手,三代選手達は素晴らしい素質を持っていましたが,故障等のため実力を発揮出来ずにいます.その結果,日本男子マラソン界も低迷しています.
数年後の柏原選手に期待大です.
研究会にも素晴らしい若手が誕生するといいですね?
まあ,突然読影出来る様になる,撮影が上手になるという事はないですからね,長距離走と同じで日頃の訓練が重要ですから,毎日の積み重ねと研究会に参加して勉強することが一番だと思います.
大阪では,山の神と言えば,怖い奥さんの事を言いますね.とすれば会長は,すでに神なんですね・・・・・.
それでは新年最初の研究会のスタートです.
今回の参加者は 48 名です.
プログラム1 第1症例検討
丹羽幹事が司会を担当しました.
桑原会員が指名されました.
前庭部前壁中央から小彎寄りに陥凹+隆起性病変があります.
形は内に凸の多角形,大きさ30×30mm,陥凹は深い部分と浅い部分とがあり,深い部分は無構造,浅い部分には顆粒が見られる,小彎部の辺縁にはケバ立ち様所見があります,周りの隆起の口側は山田II型,肛側は山田I型,肛側はやや低いが全体的には高い.隆起表面は結節様で粘膜面は無構造.陥凹は不整で深く,側面像でも硬化所見がある.2型進行癌,未分化型.
田中(幸),陥凹+隆起性病変,隆起の表面は結節様で幅が均一でない,陥凹は不整形で陥凹底は汚い,非常に深くまくれ込み所見が見られる,側面像ではSchatten(+) in Schatten(−)であり2型進行癌.もう一ヶ所幽門前部にも病変がある.
結果は,3型進行癌,SE,未分化でした.
詳しい結果,X線写真等は<限定ページ>をご覧下さい.
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プログラム2 前回第2症例の説明
報告は白波瀬会員が担当しました.
レポート作成に当たって,たくさんの資料を見られたようですね.この時期はクリスマス,忘年会と多くの誘惑がありますからね,それをはねのけて頑張ったのですね?
レポートは綺麗にまとめられ,シェーマも丹念に描かれています,ご苦労さまでした,次回も期待しています.
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プログラム3 NPO法人胃精度管理研究会学術集会参加報告
板谷会長が参加報告をされました.
現在行われている,間接写真8枚法の基準撮影法1に続き,直接撮影の基準撮影法2についての基本撮影マニュアルが提言され,その研究学術集会に参加された報告です.
詳しい内容については,2月の特別講演で木村俊雄先生が解説されるとの事です.
プログラム4 レクチャー1 『胃袋』
鎌田編集委員が担当されました.
人体の解剖立体模型を体厚の違う3体を提示,胃型で言えば下垂胃,鈎状胃,横胃となります.
胃透視では胃の形が分かるとし,それぞれの胃型についての撮影法を詳しく解説されました.特にバリウムの流れについては良く理解出来たと思います.
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プログラム4 レクチャー2 『検診撮影の危機管理』
久保監査が担当されました.
H13,4〜20,3 までの7年間のデータを詳しく解説されました.
全件数353件の77%を占めるのが誤嚥で253件でした.
その対策についての解説は検診に携わる者には大いに参考になったと思います.
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詳しい内容は,<限定ページ>を御覧下さい.
プログラム5 第2症例検討
中川幹事が司会を担当しました.
池上,高井,両会員が指名されました.
充盈像のチェック
池上:立位,胃外性病変はない,バランスもOK.胃角部小彎を3番でチェック.
腹臥位も同部を3番でチェックします.
高井:立位,胃外性病変はなくバランスもOKです.体下部小彎線の硬化所見を2番胃角部を1番でそれぞれチェック.
腹臥位も同様に2,1番でチェックします.
全フィルム
池上:胃角前壁小彎中央を中心にある陥凹性病変.一部は小彎を超えて後壁に入っている.形は楕円形,大きさは60×40mm,陥凹の深さは圧迫でも濃度差がなく浅い,内面は顆粒はないが段差が見られガタガタしている,fold 集中があり中断所見が見られる,圧迫でも病変が追えないので硬さはないが,小彎部のみ硬いのではと考える. IIc,分化型,硬い部分SM,他はM.
高井:前庭部〜体下部前壁にfold 集中のある陥凹性病変がある,小彎線に硬化所見があり一部後壁にかかる,一見病変に見える部分は洗い流すとなくなるのでないとする.陥凹は内に凸で浅く内面に顆粒がある,集中するfold には中断が見られる.
硬さについては圧迫でも陥凹がはっきりしないので柔らかいが,胃角小彎は硬化所見がある.IIc,未分化型,胃角の変形部でSM.
西川:前壁は少し狭い範囲です,後壁は,高井はないと言ったが顆粒状の変化がありバリウムの付着異常が前庭部まで拡がっている,表層拡大型のIIc,大きさ80×70mm位,深達度はほとんどMだが胃角部小彎の硬化部でSM,未分化型.
小川:IIcはバリウムが溜まらない,その手前ではじく.前庭部の写真でもバリウムをはじいている,ここからが陥凹である,ほとんどMだが一部SM.
結果は,大きさ90×85mm,深達度SMのIIcでした.
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詳しい内容は結果は,症例レポートを,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
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(福本 弘幸))
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