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第191回3月度例会 活動風景 2002.3.2 |
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3月に入り暖かい日々が続きます.雛祭りを迎え大阪城公園の梅林も満開に咲き誇っています.えーと雛祭りは桃の花でしたね.それはまだ早いようです.6日は冬ごもりをしていた虫達が土の中から出てくるという啓蟄ですが,本当にこの時期に這い出してくるのでしょうか?
研究会の方も今月が年度末となりました.この一年多くの人達が会員となり研究会に参加して頂きましたが,1〜2回だけの参加という会員の方々も多く,せっかく会員になったのですから,啓蟄のごとく冬ごもりから抜け出して,4月の新年度からは是非にご参加下さい.お願いいたします.
あー忘れていました.私事ですが,3日は雛祭りだけではなく私の妻の誕生日でした.この活動風景がホームページに載るころには,私の左眼のあたりには,きっと青いアザが出来ていることでしょう.
それでは研究会のスタートです.今回の参加者は 100名!です
プログラム1 前回第2症例レポートの説明
いったいどうなっているのでしょうか.最近の初めてレポート担当という方々のレポート内容のことですが,素晴らしいの一言です.
今回の池宮城会員のレポートも,シェーマ,考察等も非常に良く書かれており素晴らしい出来だと思います.さらに説明についても堂々としており,会場の会員の方々も良く理解できたと思います.
本人の努力もさることながら,大阪がん予防検診センターの先輩方の指導が素晴らしいのか,次回も頑張って,さらに良いレポートを期待しています.目指せ!最優秀レポート賞.
プログラム2 症例検討 第1症例
寺田幹事が担当しました.
本日の特別講演が大腸ということから,第1症例に大腸の症例が出されました.
読影者には田中幹事とはるばる三重県から来られた西川会員が指名されました.
病変の数と部位については両氏とも一致しており,下行結腸の憩室と横行結腸の病変を指摘しました.西川会員は横行結腸の病変については,形態はIspの病変であり、表面の粘膜がくずれており,バリウム斑があることから隆起+陥凹で悪性を考えるとしました.深達度については,側面像より深くはなくMからSM1位であろうとしました.
田中幹事は大きさ1.5cm位のいびつな感じの類円形でTsタイプ,表面は粘膜欠損があり、側面像で弧状変形があることからIIa+IIcの病変で深達度はSM massiveとしました.
会場より井上(啓)会員が形と大きさではadenomaとの鑑別はつかないが、側面像で陰影欠損があり悪性とするとの意見を述べた.井上が示した側面像の写真は、司会者も見落としていた写真であり病変の真側面をとらえたものであった.井上は陥凹面が広くのっぺりしていて、IIa+IIcというよりもIIc+IIaとして、深達度はSM massiveと読影した.
続いて内視鏡,マクロ,病理標本が提示されました.内視鏡所見について西川は,空気量の変化で隆起の高さが変化しているのでsm1かsm2でありSM massiveではないとしました.
病理切片では粘膜欠損がなく,陥凹は?結果は,tub2,SM massiveであった.
最後に岡村先生が詳しく解説されました.この症例はまさしく特別講演で説明するNPGの症例であるとのことでした.
X線写真では隆起の辺縁に透亮像があり,粘膜欠損があることからsm2を考える.
内視鏡では空気量で伸びるが中心部はsm3であろうとしました.
最後に先生は,X線での正面像,側面像が非常に大事であると力説されました.
詳しくは,限定ページをご覧下さい.
症例写真は <こちら> から.
プログラム3 特別講演
「大腸sm癌のX線・内視鏡診断の進め方」豊橋市民病院 消化器内科 第一部長 岡村 正造 先生
初めに,先生の施設での注腸検査の概要を説明されました.
特徴は前処置でドライ大腸にすることにより,バリウム量を200ccとして二重造影部分を多くするということでした.
次に,PG,NPGについて説明されました.NPGは小さくても深い,進行癌にしないためにも、小さいNPGを探すことの重要性を強調されました.
特に,内視鏡切除をするためにsm1の病変を見つけなければならないとして,X線写真ではsm1は難しい故に,sm2をしっかり覚えようといわれ,sm2のX線写真,内視鏡を数多く示し説明して下さいました.岡村先生本当に貴重な症例を有難うございました.
詳しい内容は,まもなく発刊されます会誌24号をご覧下さい.
(※現在の規約では、深達度は大文字で表記しますが、講演と研究会の討論ではsm3の表現が使用されていましたので、内容の整合性を図るためそのまま使用しています。)
番外編 岡村先生を囲んでの懇親会(ライオンズホテルにて)
岡村先生を囲んで懇親会が行われました.
料理のほうも財務の西戸幹事の強烈な押しがきいたのか(あの体重ですから・・・・・)
以前と比べ良い内容で満足といったところです.
岡村先生を囲んで真面目に話をしている人もあれば,一寸ここでは書けない話をしている人も,・・・・・
途中でそれぞれの自己紹介もあり楽しい時間を過ごしました.
最後に,岡村先生素晴らしい講演有難うございました.
(福本 弘幸)
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