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第347回4月度例会 活動風景  2014.4.4

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暖かさに誘われる様に桜が満開となりました。
ところが大阪では、まるで満開を待っていたかの様に無粋な雨が続き花びらを散らせていきます。
また関東地方では、雪が降り桜の花に積もった様子がテレビで放送されていました。
お花見をするには最適な時期なのに残念ですね。皆様方の地域は如何でしょうか?

先日の朝、検診車で移動中に信号待ちで停車したところ、20名位の小学生が登校しているところに出会いました。
6年生が先導し、続いてピカピカの新1年生。さらに2年生〜4年生と続き最後が5年生といった感じで、1年生を守るように歩いていました。
同乗の看護師達は、「わー1年生、可愛い」と興奮気味でした。
私もその日は1日中、なんだか爽やかな気分でした。

さあ、それでは我々も爽やかに新年度最初の研究会を始めましょう。。

今回の参加者は 66 名です。



プログラム1 総 会

平成26年度会務報告

   1.事業報告
   2.事業監査報告
   3.決算報告
   4.会計監査報告

各委員より報告が行われ、引き続き今年度の役員並びに各委員が紹介されました。

定款改正及び名誉会員任命

総会にて名誉会員資格が承認され、小川利政元会長、柏木秀樹元副会長が任命されました。

平成27年度事業計画案
平成27年度予算案

両案について説明が行われ、会員の拍手により承認が得られ総会は無事に終了致しました。



プログラム2 学術発表報告

対策型検診の読影レポート使用感についてのアンケート分析

京都工場保健会神戸健診クリニック  細見 聡


胃X線検査における受診者の被ばく線量

大阪がん循環器病予防センター    山本 兼右

2演題ともに、普段勤務等のため学会に参加する事の出来ない会員にとっては大いに参考になったと思われます。



プログラム3 前回第2症例の報告

三浦幹事が説明を行いました。深達度、組織型について詳しく説明され、さすがベテランと思わせる内容でした。

一カ月間ご苦労様でした。




Coffee break(あれこれQ&A)

「写真から学ぶ!」

スキルスについて写真を提示し説明されました。
前庭部を手で隠し胃体部を観察、胃体部を手で隠し前庭部を観察するという手法は新鮮な感じがしました。

スキルスの場合、立位・腹臥位充盈像と二重造影の正面像を合わせて見てみると良く分かると教わってきましたが、基準撮影法では充盈像の撮影はなく、バリウム量も限られるため、特に初期のスキルスをチェックすることは難しく、今回の説明を参考に硬さの読影に磨きをかけてほしいものです。



プログラム4 レクチャー&ディスカッション

新年度恒例の『読影のABC』。今回は丹羽幹事が担当されました。

読影の手順に沿って多くの写真を用いて分かりやすく解説して頂きました。
用語の解説も織り込んで盛りだくさんな内容でした。


詳しくは<限定ページ>をご覧下さい.


プログラム5 第2症例検討

藤本幹事が司会を担当しました。
北野会員と三浦幹事が読影者に指名されました。

 立位充盈像のチェック。

北野:バランスは良好。胃体中部大彎に直線化した部分があり2番で、胃体上部の二重造影部分にポリープを疑い1番でチェック。 三浦:バランスは悪くはない。胃体中部大彎の北野が指摘した部位と同部位にケバ立ち所見があり2番で、前庭部大彎に不規則なラインがあり2番で、穹窿部に圧排様所見と線の厚みがあり3番で、胃体上部の二重造影部分にポリープを疑い2番でチェックします。

 全フィルムの読影

三浦:胃角後壁大彎寄りに陥凹+隆起性病変を指摘。陥凹の形は不整で地図状。
大きさ25×20mmで深さは浅い。
内面には顆粒が1個見られ、ヒゲ状の飛び出しがある。
陥凹周囲になだらかな隆起があり、反応性のものと考える。
強弱を変えた圧迫で陥凹の形に著明な変化がなく、やや硬さがある。
更に陥凹内のなだらかな顆粒の存在よりIIc型早期癌、深達度SM1、分化型とする。

北野:胃角後壁大彎寄りに隆起+陥凹病変を認める。形は類円形で大きさ25×25mm。
陥凹は浅く内に向かって凸状でヒゲ状の飛び出しがある。
陥凹底には大きな顆粒がひとつとその周りに小顆粒が数個見られる。
陥凹周囲の隆起はそれ程高くはないが立ち上がりは山田II型。
空気量の増減で陥凹の形が変化し、強い圧迫撮影では認識できなくなるので柔らかいと考える。
IIa+IIc型早期癌、深達度M、未分化型と読影する。

井上(啓):陥凹の中心に山田I型の顆粒があり、その部分で深達度SM1に浸潤した未分化型のIIc型早期癌。

小川:周辺隆起は急峻でありIIa+IIc型の早期癌ではないか。深達度はSM2、分化型。

結果はIIc型早期癌、深達度SM1、分化型(tub1)であった。
詳しい結果は<限定ページ>をご覧下さい.
または、次月の症例レポートをご覧ください。



(記:福本 弘幸)

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