[7月例会]
を表示

第327回8月度例会 活動風景  2013.8.3

[9月例会]
を表示

私事ですが、最近青果市場に立ち寄ることが多くなり、6月中旬頃より西瓜、桃が出はじめ7月は桃の最盛期、8月上旬はすももに幸水梨、中旬には巨峰、ピオーネなどブドウが店頭に並び出し、果物山盛りであります。

まだまだ暑く、残暑厳しい日が続いているのに、果物は確実に秋になっているように思います。
秋と言われてもまだピンとこないと思われますが、ここからはピンとくるメールマガジンのスタートです。

今回の参加者は 61 名です.



プログラム1 第1症例

司会は森下幹事、読影は山田(淳)画像評価委員が担当。

読影の山田は、胃体中部後壁中央に陥凹性病変を指摘。
病変の大きさは20×20mm、陥凹の性状は、形はヒイラギ状、辺縁は内に凸の不整で滲みを認めるとした。
陥凹の深さは浅く、陥凹内面には数個の顆粒が存在し、周囲には表面顆粒状の隆起をともなうとした。
硬さの読影はやわらかいとし、総合的には肉眼形態IIc 、深達度M、組織型を未分化型とした。

結果はトリプルキャンサーであったが、他病変は明瞭には描出されていなかったため、撮影法の振り返りがなされた。


詳しい結果,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.


プログラム2 アンケート報告


今年度から例会出席者の皆様にご協力いただいておりますアンケートについて、吉本会長より結果報告がありました。
詳細は次号の会誌をご覧ください。
これからも例会時においてアンケートを実施いたしますので、ご協力宜しくお願いいたします。


プログラム3 レクチャー&ディスカッション

『その早期癌、いつ気づいた?伝えたい検査力』
今月のレクチャーは、西三河診断画像研究会の佐藤直樹先生より「その早期癌、いつ気づいた?伝えたい検査力」という題でご講義していただきました。
小病変の検索法や背臥位二重造影像に写り込んだ前壁病変の指摘法など、画像を提示してわかりやすく説明していただきました。

たとえば小病変の検索においては、圧迫筒の角をバターナイフのように使い、粘液を除去して病変を描出する。
前壁病変においては、背臥位二重造影像に写り込んだ横(短軸)方向のひだに注意するなどと解説していただきました。

最後は佐藤先生ご自身が体験されたお話で、1つの延命可能な病変を見つけることは、患者様だけでなくそのご家族のありがとうにも繋がる。
この仕事をしている技師に伝えたい思いを語っていただきました。





プログラム4 第2症例検討

司会は田中副会長、読影は田中(陽)会員、坂本幹事が担当。

読影の田中(陽)は胃体上部から胃体下部、後壁中央に陥凹性病変を指摘。
病変の性状として、やや深い不整形の陥凹と、周囲に境界を追い辛い浅い陥凹を指摘。
陥凹内面の性状として、やや深い陥凹は平滑、浅い陥凹は顆粒があるとした。
病変周囲の性状として、ひだ集中を指摘し、その先端は中断。硬さの読影においては、側面像の壁変化を指摘した。
陥凹内面の顆粒、不整形な陥凹辺縁を悪性の根拠とし、総合的に肉眼形態IIc 、深達度SM、組織型は未分化型とした。

一方坂本は、田中(陽)と同様陥凹性病変を指摘したが、病変の範囲において田中(陽)よりも小さく、胃体中部後壁中央からやや大彎よりに存在するとした。

病変の性状としては、田中(陽)と同様でやや深い陥凹と浅い陥凹が存在し、陥凹内面には大小不同の顆粒があるとした。
肉眼形態IIc 、深達度SM、組織型は未分化型とした。




詳しい結果,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.


(記:福本 弘幸)

[7月例会]
を表示

第326回7月度例会 活動風景 2013.8.3

[9月例会]
を表示

▲ RETURN TO TOP PAGE  ▼