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第320回1月度例会 活動風景  2012.1.12

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新年明けましておめでとう御座います。今年も宜しくお願い致します。

昨年アメリカではオバマ大統領が再選され、中国では習近平指導部の発足、韓国では朴槿恵大統領が選ばれました。日本でも自民党が衆議院選挙で圧勝し、自公政権が誕生しました。すでに株価は上昇し、円安も進み初めています。今年は日本の将来にとって重要な年と思われ、より良い方向に向かう事を期待したいものです。

我々に関した出来事では、NPO法人日本消化器がん検診精度管理評価機構において胃がんX線検診読影部門B資格検定 (読影B検定)試験が2月17日に行われます。

今回の試験は北海道・東京・大阪・九州の4試験場で各200名限定ですが、すでに定員に達し締め切られています。新しい試みですがどう評価されるのでしょうか?期待したいと思います。会員の皆様方にも受験される方が多数おられると思われます、合格目指して頑張って下さい。
それでは私達も負けずに頑張りましょう。研究会のスタートです。

今回の参加者は 47 名です.



プログラム1 第1症例

婦木幹事が司会を担当しました。
米谷、田中(幸)両氏が指名されました。

全フィルムが提示され一同唖然とする横胃の症例写真でした。

米谷:噴門下部前壁小彎寄りに陥凹性病変があり、大きさ30×30mm位の円形で、陥凹は深く顆粒が2個見られる。辺縁は不整であり、肛側より襞集中がありハジキ像も見られる。側面像でも変形があり、下に潜った病変と考え3型進行癌とします。

田中:部位について米谷と同様であるが、大きさは20×20mm位、不整形の陥凹であり、集中する襞には一部先細りがあり、口側に蚕食像が見られ分化型の癌。深達度はMのIIcであるが、深い陥凹部ではSM。

結果は、IIc、tub2、SM。


詳しい結果,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.


プログラム2 レポート報告

米谷幹事が報告しました。
6年ぶりにレポートを書いたそうです。
流石に2年連続最優秀レポート賞を獲得した実力者で安心して見られるレポートです。
一ヶ月間ご苦労様でした。




プログラム3 レクチャー&ディスカッション 「速読法による透視時の読影法 PART2」

西戸幹事が担当しました。

透視中病変が見えない人が対象であるとして、速読について解説されました。
透視中の読影力 = フィルムでの読影力 であると力説し、毎朝仕事前にトレーニングを行う必要性について説明されました。

続いて、実際の透視画像を流し、病変の存在部位についてディスカッションが行われました。


詳しい内容は, 限定ページレクチャー をご覧下さい.


プログラム4 第2症例検討

吉本幹事が司会を担当しました。
山本、前田両氏が指名されました。

充盈像のチェック

山本:胃外性病変はなくバランスも悪くは無い、幽門前部から前庭部にかけての小彎線の不整を1番でチェック。腹臥位においても同部を1番でチェックします。

前田:バランスは悪いと思う。胃角が開大しており3番で、さらにニッシェ様に飛び出しており1番でチェックします。

田中(幸):胃角部は立位、腹臥位像を合わせても変化がなく、胃体下部から変化がある。胃体中部二重造影部分に顆粒様に見える部位を4番でチェック。

全フィルム

山本:胃角から前庭部前壁小彎を超え後壁に拡がる陥凹性病変が存在する。陥凹は不整形で内に凸、大きさ40×40mmの類円形で内面には8個位の大きさの違う顆粒がある。浅いが圧迫で一部深い部分があり、襞集中を認め一部に中断が見られる。辺縁は大彎側で棘状の不整、後壁側ははっきりしないが粘膜に変化のある所を範囲とする。硬さについては圧迫の写真で陥凹が消失していることや小彎の伸展性が保たれていることより柔らかとし、IIc+III、M、未分化型とします。

前田:内に凸の陥凹性病変、大きさ40×40mm位で浅く、後壁の写真を見てもはっきりしないので、病変は小彎まで存在するが後壁側には入っていないとする。 陥凹辺縁は不整であり、充盈像の小彎線の変化よりある程度の硬さはあるとする。IIc、SM、範囲が追えないので分化型。もう一ヶ所の幽門前部小彎の集中所見は瘢痕によるものと考える。

田中(幸):後壁側については山本より広く取る、IIb様のIIcではないか?

今回の症例は病変の範囲が追いづらく意見が分かれてしまいました。
結果:IIc+III、大きさ35×11mm、M、sig>tub2




詳しい結果,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.

(記:福本 弘幸)

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