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第275回3月度例会 活動風景 2009.3.7 |
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5cm足らずのモミジのミニ盆栽を育てているのですが,秋が終わり葉が落ち,冬は細い幹だけでした.生きているのか枯れているのかわからず幹だけの木にただ水やりを繰り返すこの冬の日々でした.3月始めその木に変化が見られました.新芽が出てきたのです.やはり枯れずに生きていたのでした.この小さな木ではありますが誰に教えてもらったでもなく季節を知っていたのだなと思いました.小さなモミジに強い生命力を感じました.木だけではありません.30年以上飼育し続けている亀も5ヶ月間何も食べずに冬眠をしていますが,あと数週間もすれば活動し始めます.これもまた小さな生命力です.
春はこれから至る所で生命力を感じることができる季節です.その力を思う存分感じ元気をいただき過ごせていければと思います.季節の変わり目は体調を崩しやすいと言われています.会員の皆様,健康を害せず新年度,例会でお会いできればと思います.
それでは3月の研究会のスタートです.
今回の参加者は 62 名です.
プログラム1 第1症例検討
司会は井上(香)幹事です.読影は白波瀬会員でした.病変は胃角部から前庭部前壁小彎よりに存在する陥凹性病変を指摘しました.陥凹の形は不整形,大きさ1×1cm,陥凹内面に1個の顆粒が存在し,陥凹辺縁にはとびだし,にじみがあり,深さは深く,周囲の性状として陥凹の肛門側,大彎側よりひだ集中を指摘し,そのひだの先端に太まり,盛り上がりあるとした.硬さはやわらかいとし,肉眼形態IIc+III型,深達度Mと読影した.会場の意見として田中(幸)は陥凹周囲の盛り上がりをIIa型とし,肉眼形態IIa+IIc 型,深達度SMとした.
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詳しい結果,X線写真等は<限定ページ>をご覧下さい.
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プログラム2 レクチャー 『下部消化管検査の基本と読影』
今回のレクチャーは下部消化管であり,「下部消化管検査の基本と読影」で,講師は柏木秀樹先生でした.重要な項目が多くある中でも特に重要視しているのは接遇でした.前処置説明を丁寧におこなうことで腸内残渣を少なくすることができる.検査においても接遇を十分に行うことで検査中の緊張をとることができ,体位変換もスムーズに行えることができるなどすべての面においてつながっているとのことでした.自覚症状のないことが多いので常に精密検査と考え検査に挑むことが大切であると話されました.数多くの症例を提示していただき説得力のある内容でした.
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詳しい内容は,<限定ページ>を御覧下さい.
プログラム3 第2症例検討
司会は藤本幹事でした.読影は細川会員,峯山会員でした.細川は病変は1カ所で,胃体下部後壁中央に陥凹性病変を指摘.大きさは3×3cm,陥凹の形は不整形で内に凸であり,陥凹辺縁には蚕食像があるとした.陥凹内面には1個の顆粒が存在し,周囲の性状としてひだ集中があり,そのひだの先端には太まりがあるとした.蚕食像を悪性の根拠とし,肉眼形態IIc型,深達度M,組織型は未分化型とした.一方峯山はほとんど細川と同じであるが,病変の範囲においてバリウムが溜まっている部分のみとし1.8×1.8cmとした.また,陥凹周囲のひだ集中の所見においてひだのヤセ,中断を読影し,肉眼形態IIc+III型,深達度SM,組織型は未分化型とした.会場の意見として良性潰瘍,組織型では分化型との意見も出た.
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詳しい内容は結果は,症例レポートを,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
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(米谷 孝史)
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