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第270回10月度例会 活動風景  2008.10.4

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 10月になり過ごしやすい季節となりました.この季節は食べ物が美味しく種類も多い.特に果物が豊富な時期でもありますが,意外なところとしてバナナが品薄状態であります.なにやらダイエットの影響だそうです.スーパーでバナナの取り合いを目の当たりにし驚いてしまいました.1年を通じて10月がいちばんバナナが売れる時期だそうでそれに加えこのダイエットブームにより店頭からバナナが消えてしまいました.また,意外なこととして最大で13ゲームの差をあけていた阪神タイガースがリーグ優勝を逃してしまうという残念な結果.序盤戦から首位を独走していたのはなんだったんでしょうか.個人的な意見として10月の第1,2症例の結果もこれまた意外でありました.これからまだまだ意外な出来事が続きそうですがその時々にあわせていきたいと思います.

今回の参加者は 63 名です.



プログラム1 第1症例検討

 岩瀬副会長が司会を担当しました.病変は胃体下部小彎前壁よりと胃角部前壁大彎よりの2カ所でした.胃体下部小彎前壁よりの病変について森野幹事はひだ集中をともなう陥凹性病変を指摘し,陥凹内面には顆粒が存在するとした.病変に悪性の根拠がないことより良性潰瘍とした.また,胃角部前壁大彎よりの病変について井上(啓)はひだ集中をともなう陥凹性病変を指摘.バリウムを流した像において明らかな溜まりはなく,ひだの性状はスムーズで悪性の根拠はないとし良性潰瘍と読影した.
1)画像評価委員




詳しい結果,X線写真等は<限定ページ>をご覧下さい.


プログラム2 前回第2症例の説明


 今回のレポーターは森野幹事でした.今回の症例は病変自身が小さく,シェーマを描くのが非常に難しい症例でありましたがうまく表現されており,考察では良悪性の対比もわかりやすく,胃潰瘍の経過についてもまとめられていました.森野幹事おつかれさまでした.




プログラム3 レクチャー 『注腸検査法と癌取り扱い規約の解説』


 レクチャーの担当は田中幹事でした.今回のレクチャーは「注腸検査法と癌取り扱い規約の解説」でした.会場では注腸検査をされている先生が比較的少ないなかでのレクチャーでしたが,基本的な大腸の解剖,検査における前処置,造影剤などの説明をしていただきました.後半では実際の注腸検査の様子を透視画像と受診者の動きを対比させた動画を見せていただくことができました.






プログラム4 第2症例検討

 司会は井上(香)幹事の担当でした.病変は噴門下部後壁大彎よりに存在した.
 読影の三宅(祐)は同部位にひだ集中をともなう陥凹性病変を指摘.陥凹の性状として,辺縁はギザギザし,陥凹は2段掘れになり深く,陥凹内面には顆粒が存在するとした.陥凹周囲にはひだ集中をともない,ひだの先端には太まり,接合所見を指摘.陥凹辺縁の不整を悪性の根拠とした.深達度として陥凹が深いという所見で肉眼形態Uc+V型の進行癌とした.山田(淳)は三宅とほとんど同じ意見であるが,陥凹周囲の性状ではひだの融合所見を指摘.空気量を変えた写真でひだの伸展が悪く,陥凹自身に変化がないことより3型進行癌とした.会場の意見として田中(幸)は集中するひだにステップダウンの所見はなく,空気量を変化させた写真で陥凹がのびていることより病変は柔らかく,深達度SMとした.また,井上(清)は陥凹は深く,陥凹周囲のヌケ像を考慮して進行癌とした.





(米谷 孝史)

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第210回10月度例会 活動風景 2008.10.4

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