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第259回11月度例会 活動風景  2007.11.3

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 11月半ばを過ぎ大阪ではようやく晩秋といった感じです,木枯らし1号も吹き冬の訪れももうすぐかと思われます.
 私事ですが,9月より新しい職場に変わりました,毎日車で岸和田から和歌山市まで通っています.当初は国道26号線のバイパスを通り旧26号線に入るルートを走っていましたが,かなりの渋滞で時間がかかりました.職場の方に抜け道を教わり現在はスムーズに来る事が出来ています.その道はかなりの山道なのですが,なんと千年以上も前からある熊野古道だったのです.江戸時代には紀州藩の参勤交代にも使用されていたそうです,歴史街道だったのです.9月にはススキが風に揺れ,10月には栗の実がいがに包まれたまま落ちていました,11月は紅葉となるのですが今年はかなり遅れています師走の紅葉となりそうです.これから冬から春,夏へとどんな風景の移り変わりを見せてくれるのでしょうか楽しみです.
 帰路は夜になるので少し神秘的な感じがします,前方から熊野詣でに向かう高貴な絶世の美女が歩いてくるような?まるで千年前にタイムスリップしてしまったような感じですね.えー,もしタイムスリップしてしまったらですか?もちろん山賊になって美女の通るのを待ちますよ
.  それでは研究会のスタートです.

今回の参加者は 48 名です.



プログラム1 第1症例検討

 久保監査が司会を担当しました.
 三宅(祐)会員が指名されました.
 病変は2ヶ所あり,上部の病変から読影します.
 胃体上部後壁中央から小彎寄りに陥凹性病変があります,内に凸の楕円形で辺縁は不整,周りに軽い隆起を伴う大きさ3×2cm位,陥凹は深い,悪性と考えIIc,深達度はSM以深.
 森永,ひだ集中はあるが融合太まりはない,陥凹は深く底は無構造に近い,側面像がないので深達度は難しいがMPには入っていると思う,分化型.
 下部の病変
 胃体下部大彎寄りにある隆起性病変,立ち上がりは山田II型,バリウムを流した写真を見るとが溜まっているので陥凹があると考え隆起+陥凹性病変とする.
 大きさ3×3cm隆起辺縁は正であるが陥凹はいびつな不正形なので悪性と思う,立位充盈像で病変が辺縁にかかっていると思うが変形等がないので進行癌は否定できると思います.
 森永,硬さは感じないがmedullary type だと考える,MPに入っているのでは?



詳しくは<限定ページ>をご覧下さい.


プログラム2 前回第2症例の説明


 さすがに3回目のレポート担当ということでかなり余裕が出てきたのでしょうか?説明も堂々としていて丁寧に説明できていたと思います.藤本幹事ゆえにあえて言いますが,考察等に比べてややシェーマの出来が今一歩だと思います.さらなる上を目指して頑張って下さい,ご苦労様でした.




プログラム3 レクチャー1 「実際に例会参加者が聞きたい言葉の意味」


 朝日幹事が担当しました.
 7月の例会時に取ったアンケートより作成されたとのことです.
 SMmassive, 充盈像のチェック時の´,focusregion,Schatten plas im Schatten minus,contour, inntact, 蚕食像について写真を提示しながらそれぞれについて詳しく解説を行いました.




プログラム3 レクチャー2 「体位変換時のバリウムの流れ」


 鎌田スーパー編集委員が担当しました.
 CTのアキシャル,サジタル,コロナルの各画像を提示し,背臥位でのバリウムの位置を説明し,バリウムの浸らない部位,体上部から胃角までの小彎部についてのバリウムの流し方について詳しく解説しました,解説の仕方が新鮮で会場の会員の方々も良く理解できたと思われます.



両レクチャーについて詳しくは,<限定ページ>を御覧下さい.


プログラム4 第2症例検討

 福本幹事が司会を担当しました.
 山田(丁),小川元相談役が指名されました.
 立位,腹臥位像のチェック.
 山田:立位,胃外性病変はない,バランスは悪くはないと思う,胃角が開いている1番でチェック.
 腹臥位はノーチェックです.
 小川:胃外性病変はなし,長胃だがバランスは悪くはない,水分の多い胃である, 普通は胃の出口付近に病変を疑うが,最近は高濃度バリウムのためにバリウム量が少なくその影響か.胃角段がありが開いており透亮像も見られる1番で,噴門下部 小彎寄りに小さなフレックがあり陥凹を疑う3番でチェック.
 腹臥位,胃角はV字型段が見られる2番でチェック.
 全フィルム
 山田:病変は胃角前壁小彎から中央にかけて存在する大きさ3×2cmの陥凹性病変,形は地図状で内に凸であり不整で浅い,周囲には空気少量ではっきりしたfold集中が見られるが,空気大量でははっきりしない,内面には大きな顆粒が一つと回りに数個の小顆粒が見られる.硬さについては空気量で変化しているのでそれ程の硬さはない,大きな山田II型の立ち上がりの顆粒部分でSMの未分化型のIIcだと思います.
 小川:形は地図状で浅い,小彎にかかっているかだが立位充盈からみれば及んでいるか,内に凸であり,中に大きな顆粒周りにも数個の顆粒がある,範囲は口側が追えない.伸ばせばわかりにくいが集中はある,大きな顆粒は山田II型の立ち上がりであり残存粘膜と考える.ゆえに深達度MのIIcである.
 鎌田:私は肛側はもっと広い範囲だと考える,空気少量像でもエッジがはっきりと写っている.




詳しい内容は結果は,症例レポートを,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.


(福本 弘幸)

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