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第253回5月度例会 活動風景 2007.5.12 |
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私にとっては初めての経験である9連休のゴールデンウィークも終わりました.折角の休日だったのですが,ほとんどが家で過ごす毎日でした,皆様方はいかがお過ごしでしたか?
新緑の季節,1年中で最も過ごし易い時期ですね.その真っ只中,新緑の山々に囲まれた,奈良県,下北山村に移動検診の仕事で行ってきました.午前中に和歌山県での仕事が終わり,南紀白浜を抜け,熊野川沿いを目的地に向かいました,その道路は道幅も狭く,右は川,左は山で,落石注意の看板がいたる所にあり,ほとんどの山肌には落石防止のネットが張ってありました.凄い所だなと思っていると,突然前を走っていたトラックがバックしてきます,前方から車が来たのですが,道幅が狭くすれ違う事が出来ないためのようです,そういう事の繰り返しでなんとか辿り着いたのですが,途中での熊出没注意の看板には最も驚かされました.
三日滞在したのですが,のどかな風景,美味しい空気,マイナスイオンがいっぱいあるためなのでしょうか,非常に良く眠れリフレッシュできました.
研究会も,こういう所で行えば良く頭に入るのではと思いました.
この活動風景が皆様に届く頃には信州に出張しています,美味しい蕎麦を食べてきま〜す.
さあそれでは研究会のスタートです.頑張りましょう.
今回の参加者は 61 名です.
プログラム1 第1症例検討
井上幹事が司会を担当しました.
森永会員が指名されました.
2年続けての写真があり,初年度の写真で病変が指摘できるかどうか,次年度では質的読影が問題となりました.
初年度では,胃角大彎寄りに隆起様所見があり,周りに粘膜異常が見られる.
次年度,1cm弱のいびつな隆起と小さな隆起があり,その口側に陥凹性病変が見られる,隆起と陥凹は接しており,一つの病変か,あるいは別のものかははっきりしない,バリウムを薄く流した写真で陥凹の範囲が良くわかる,辺縁不整で陥凹底には顆粒がびっしりとある,大きさ2.5cm,蚕食像とはとらえにくいが非常に浅い陥凹である.IIc深達度M,sig,隆起は随伴性のもので良性のpolyp だと考える.
田中(幸),私は隆起は陥凹の中のものであり,病変は肛側にもっと広い範囲だと思う,大彎線もがたづいた感じがあり,あるいは及んでいるのかも?
大きさ4cm位で深達度はM,顆粒が大小があり,粗大部分でSMの可能性があるのでは.
今回の症例では,撮影者が隆起のみの病変と思い撮影しており,陥凹に気付けば骨から病変をはずして撮影するなどの写真が撮れたのでは?
最後に,司会者の井上が,陥凹性病変であっても隆起部分があり,いかに,それを見つけ撮影するかが重要であると強調した.
詳しくは<限定ページ>をご覧下さい.
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プログラム2 前回第2症例の説明
初めてのレポート担当大変だったでしょうね,内容は良く書かれています.
書き終わった後は,もうしばらくはレポートなんか書きたくないと思うますよね,それでも仕上げた満足感もあり,もう少しこうすれば良かったと思う部分もあり,また書きたくなる?気もします?是非近々再挑戦を待っています.ご苦労さまでした.
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プログラム3 平成18年度最優秀レポート賞表彰式
岩崎 光博会員が見事受賞しました.
流石に最優秀と思われる内容でした.特にシェーマは見事でした.
米谷幹事以来の2年連続最優秀を目指して本年度も,ぜひ書いてください.
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プログラム4 レクチャー 「所見レポートの書き方」
井上(香),久保,高井の三名の方々が担当されました.
井上(香)は病院でのレポートについて説明しました.
所見用紙はあるが,内容については技師各自がそれぞれに書いており決まった形式はないとの事でした.ルーチン,ドック,術前の三種類に分類され,実際のレポートでは,病形,深達度,組織分類まで書かれていたのは驚きでした.
久保は集団検診施設でのレポート説明でした.
技師各自の撮影数,読影の要政精検率等を5年間のデータとしてまとめ,パソコン入力しデータベース化しているとの事です,はっきりと数字に表れるので,そのデータをいかに活用するかが大事だと思いました.
高井は施設健診におけるレポートの説明でした.
レポートを書くきっかけは医師からの要望だとの事でした.
レポート用紙は項目をチェックするようになっており,記載が検査後,次の撮影に入る前との事から簡潔に書き易いものでした,レポート用紙には,受診者情報も記載されており,前回バリウムが半分しか飲めなかった,ゲップを出した等,今回の撮影に大いに役立つようになっています.
3名の担当者の方々お疲れ様でした.改めて,所見レポートを書く重要性を実感しました.まだ書かれていない施設,技師の方は一度トライしてみてはいかがでしょうか.
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尚,詳しい内容は<限定ページ>,レクチャーを御覧下さい.
プログラム5 第2症例検討
井上(香)幹事が司会を担当しました.
田中(博),西川の両会員が指名されました.
立位,腹臥位充盈像のチェック
田中(博):バランスは悪くはない,体下部小彎に弧状変が見られる2番,胃角大彎に彎入所見1´番でチェック.
腹臥位,同様に胃体下部と胃角大彎の彎入所見をチェックします.
西川:体下部小彎部を1番で,対側の大彎部を3´番でそれぞれチェック.
腹臥位,同様に1番,3´番でチェックします.
田中(幸):私は体中部からチェックします.
全フィルム
田中(博):病変の範囲は広く体中部から体下部まで,小彎線を跨いで前後壁に拡がる隆起+陥凹性病変.大きさ3×3cm位,隆起の立ち上がりは山田I 型,肛側部の表面に粗大顆粒が見られる,陥凹の形は不整形,陥凹底はツルッとした無構造,fold 集中はあるが先端に変化は見られない,側面像において台形状変形が見られる,悪性と思う,3型,未分化だと思う.
西川:体中部から体下部の小彎線に3cm以上の変化が見られる,病変は前後壁に跨る,fold 集中もある,前壁像で陥凹が見られ,流し撮りでは周りの隆起が良くわかる,陥凹は不整形で内面は無構造,周りの隆起は不鮮明であり下からの盛り上がりと考え,大きさ4cm,3型.
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詳しい内容は結果は,症例レポートを,X線写真,マクロ等は<限定ページ>をご覧下さい.
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(福本 弘幸)
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