[7月例会] を表示 |
第196回8月度例会 活動風景 2002.8.3 |
[9月例会] を表示 |
真夏日,熱帯夜,真夏日,熱帯夜と連日続きいささかバテ気味の今日この頃,会員の皆様はどうお過ごしでしょうか?これだけ暑いとやはり冷たいビールをぐいっと飲みたくなりますね.そうです今日は,例会終了後恒例のビアーパーティがあります.楽しみですね.これで少しは暑さも和らぐことでしょう. しかし,この夏の天候も妙な感じですね.気象庁が梅雨入りを宣言すると雨が降らず,空梅雨かと思えば,この時期には珍しく複数の台風が日本列島を襲うという始末です.夏以降の天候はどうなるのでしょうか.超巨大な台風が来襲するかも知れませんね?
真夏の花といえばどんな花を思い浮かべますか?私はもちろんヒマワリということで,今回は地元の泉州は貝塚市に行ってきました.休耕田を利用して田いっぱいにヒマワリの花が,しかしあまりの暑さのせいでしょうか枯れている花も多く見られチョッとガッカリと思っていますと,その近くになんと高さ5メートル以上はあろうかというヒマワリが咲いているではありませんか.本当にびっくりです.後に聞いた話では7メートルあるとのことでした.花を見ているというより見下ろされているといった方がピッタリでした.
さあそれでは,我々もヒマワリに負けないように上へ上へ伸びるために研究会頑張りましょう.後には冷たいビールが待っていますから.今回の参加者は 73名です
プログラム1 前回第2症例レポートの説明
久々の西戸幹事のレポート担当です.
前月大いにもめた症例をどうまとめるかを興味を持っておりましたが,さすがに西戸幹事見事にまとめられたレポートに仕上がっております.特に自身が作成し使用した読影用紙にのっとった模範解答は初心者の方には非常に解りやすいと思われます.考察も同様に硬化像,深達度について解りやすく説明されており,シェーマも含めて良い出来ですね.最優秀レポート賞を狙っているのでしょうか.
プログラム2 症例検討第1症例
福本幹事が担当しました.
今回の症例は,検診施設での写真と病院での精査の写真両方での検討です.
井上(啓)会員が指名されました.
検診施設での写真が提示され読影が始まりました.
井上(啓)会員は,病変は胃角後壁小彎に存在する陥凹性病変で,foldの集中と太まりがあり回りが隆起している,病型としては3型進行癌と思われるが,小彎線に影響が無いことからSMであるとしました.会場の意見も同様であった.
次に精査の写真が提示されました.
検診施設での検査から約1月後の写真でありその違いに会場の会員も驚いているようでした.
井上(啓)会員は,隆起主体の病変であり,高い部分と回りにやや低い部分があり,隆起の中に陥凹がある,前壁側にも隆起が少しではあるがまわりこんでいる,隆起は結節様ではあるが小彎線に進行癌を思わせるような所見が無いとして病変は,I+III 深達度SMとしました.
田中幹事は,3型進行癌でありmedullary typeであるため硬さが感じられないとしました.
森永会員は,病変は結節様の隆起主体の病変であり小彎線に病変がかかっていないために変形が無く硬さはありmedullary typeは否定できるとしました.
続いて内視鏡,マクロ,病理が提示されました.さらに第2症例終了後に,江頭先生による詳しい説明が行われました.詳しい結果およびX線写真,内視鏡,マクロ等は限定ページを御覧下さい.
症例画像は,限定ページ 症例ダイジェスト
プログラム3 レクチャー 「消化管撮影と放射線被曝」
新井敏子先生が担当されました.
我々が日常行う消化管撮影において,被曝についてどれだけ考えているでしょうか?
今回のレクチャーでは改めて被曝低減について考えさせられる有意義な機会を得たと思います.
I.I.間接,直接撮影,I.I.DRについてそれぞれ表面線量を測定し比較した数値は,それまで漠然としか解っていなかった違いが良く理解できました.
最後に,「必要な画質,情報量を損なうことなく,出来る限り最小の線量を」これが先生が一番言いたかったことだと思われます.新井先生有難うございました
詳しい内容は,蓮尾幹事が担当するレクチャーレポート,会員限定ページの <こちら> からご覧下さい.
プログラム4 第2症例検討
米谷幹事が担当しました.
症例読影整理用紙が配布され,その内容にそって読影が行われました.
伊藤,川本両会員が指名されました.
<立位,腹臥位充盈像のチェック>
伊藤会員:立位,体下部小彎から胃角まで1番,前庭部大彎の突出像4番,穹窿部と横隔膜との間の拡がりを4番でそれぞれチェック.腹臥位,体下部から胃角1番,前庭部大彎突出像4番,体上部小彎に陥凹性病変を疑うlineを3番,でそれぞれチェック.
川本会員:立位,胃角部柔らかさがなく3番でチェック.腹臥位はチェックなし.
全フィルムでは, 病変は2ヶ所,前庭部前壁小彎寄りと胃体下部後壁小彎寄り.
伊藤会員:前庭部病変,隆起+陥凹,大きさ2.5×2cm 楕円形.隆起の立ち上がり山田II型,外に突出した不整形で高さは低い,表面のarea は不均一である.陥凹は不整形,外に凸で浅い,内面は無構造である.病型は隆起は低く立ち上がり不明瞭なた
め深達度M,分化型.
川本会員:隆起表面のarea が不均一ではない以外伊藤会員会員と同意見だが,大きさが2cmあるので深達度SM.
<胃体下部病変の読影>
川本会員:隆起+陥凹,隆起立ち上がり山田II型,大小不同の顆粒状で外に凸,高さは高くはなく,表面はビラン状.陥凹は円形に近く外に向かって棘状に飛び出している
やや深く,平滑である.病形はIIa+IIc,陥凹が深いため深達度はSM massive.
伊藤会員:隆起+陥凹,隆起立ち上がり山田II型,細かく外に突出する顆粒状,幅は不均一,表面は小彎側area 構造あり,大彎側area 構造なく高い.陥凹は外に凸で浅いが無構造.病形はIIa+IIc,深達度SM.
会場の井上(啓)より硬さは圧迫像で読影しなければならないとの意見があり,圧迫像の読影を詳しく説明された.
結果及びX線写真,内視鏡,マクロは限定ページ症例ダイジェスト を,江頭先生による詳しい解説は9月症例レポートを御覧下さい.
(福本 弘幸)
ビアパーティ 新井先生を囲んで
[7月例会]
を表示第196回8月度例会 活動風景 2002.8.3
[9月例会]
を表示
▲ RETURN TO TOP PAGE ▼