172回例会 (2000.8.5.)

<7月  9月>

連日,最高気温が35℃を超える日々が続きます.こういう時は,よく冷えたビールをグイッといきたいものです.そうなのです今日は8月5日,例会終了後に恒例のBeer Partyが開催されるのです,さあ会員の皆さん,美味いビールを飲むためにも例会を頑張りましょう.今回の参加者は80名です.


プログラム1 なんでもQ&A!

今月のQ&Aは,はるばる北海道から参加された高橋伸行氏にバス検診の直接写真と施設検診のDR写真をお持ちいただきました.胸部X線撮影と胃X線撮影を一時間に10人こなすという厳しい条件の中で,二重造影を中心に各区域をほぼ盲点無く撮影されていました.
検診という性格上,ローリング回数を必要最小限に押さえながらもこんなにきれいに写真が撮れるものなのかと良い刺激を受けました.


プログラム2 前回第2症例レポートの説明

レポーターの米谷氏は,昨年に続き二度目のレポート担当です.
今回のレポートは,前回の経験からかシェーマの描き方考察も素晴らしく非常に良くできたレポートでした.これは米谷氏の努力と井上(清)の指導の賜物と思われます.是非力作のレポートをご覧下さい.


プログラム3 症例検討 第1症例

板谷が担当しました.今回のテーマは前庭部〜幽門前部前壁です.
井上(啓),森永,山田と会場より富山県から参加の林氏が指名され、腹臥位二重造影正面像と第2斜位二重造影像の写真に各々区域を引きました,腹臥位正面像では4人とも全く同じであったが,第2斜位二重造影像では前庭部〜幽門前部の折れ曲がりをどう見るかにより若干の違いはありましたが許容範囲と思われます.
続いて病変については田中が指名され意見を述べました.
最後に,江頭先生(*)が病変について,内視鏡,病理組織像を詳細にかつ解り易く説明していただきましたので良く理解できました.

症例写真は <こちら> から.


◎第13回日本消化管撮影研究会(http://www9.freeweb.ne.jp/school/sempos/


札幌大会の実行委員長,高橋氏が当研究会に参加されました.
来年1月に開催される第13回日本消化管撮影研究会の広報のためとの事ですが,遠く札幌より参加された高橋氏の情熱があれば成功は間違いなしと思われます.
会員の皆さん,そしてこのホームぺージにお越しの全国の皆さん!
出来る限り札幌大会に参加しようではありませんか!

 


プログラム4  レクチャー「胃癌の深達度の読影〜側面変形の成因」

井上(啓),森永が担当しました.
側面変形といえば,角状変形,弧状変形,台形状変形が思い浮かびます.
井上(啓),森永両氏は,粘土で病変を作成しそれをコップの内側に貼り付けて実際に撮影する事により,角状変形,弧状変形,台形状変形をそれぞれ作り上げました,一口に言ってしまえば簡単ですが,実際に隆起の大きさ,高さ,隆起+陥凹の形,大きさ等を何度も繰り返し試行錯誤の末に完成したものと思われます.両氏の発想と実行力には本当に感心させられました.
次に症例写真での説明に入りましたが,時間的に余裕が無いためにじっくりと聞くことが出来なかったのが残念でした.側面変形については,会員の方々もおおいに興味があると思いますので,是非もう一度じっくり聞きたいと思います.

 

詳しい内容は, <こちら> を御覧下さい.


プログラム5 症例検討 第2症例

先月に続いて井上(清)が担当しました.
第1症例と同様最後に,江頭先生に症例のポイントについて詳細に解説して戴きました.
非常にめずらしい症例です.詳しくはレポートをご覧下さい.

症例写真は <こちら> から